眼瞼下垂の日帰り手術
眼瞼下垂は内科的な治療では治すことができないため、根本的な治療にはまぶたを持ち上げる手術が必要です。当院では炭酸ガスレーザーを用いて、局所麻酔で日帰り手術として行っています。
片目の手術は約15分、両目の同時手術は約30分の所要時間ですが、左右のまぶたの形を整えるためにも両目同時手術をおすすめしています。
当院では高い技術力と豊富な経験を持つ眼科専門医・医学博士である愛新覚羅院長が全ての手術を担当しています。ご相談やデザインの段階から、ご要望を反映した自然で美しい仕上がりにできるよう心がけ、患者様に合わせた最善の手法を選択して執刀しています。
また、顕微鏡を用いて丁寧かつ緻密な手術を行っています。
当院の眼瞼下垂手術の特徴
1. 担当は経験豊富な眼科専門医
眼瞼下垂の手術は、原因や程度に合わせた術式で行うことが重要です。当院では、眼瞼下垂手術経験豊富な眼科専門医である愛新覚羅院長が、患者様の状態に合わせて手術を行います。
たとえば、加齢による単純で軽度な下垂で挙筋群変性が少ないケースでは、低侵襲な術式での手術が可能です。先天的に挙筋欠損がある場合や変性が強度で重度な下垂がある場合には、挙筋短縮術式や前頭筋吊り上げ術などが必要になります。幅広い症例で正常な開閉瞼を得られる手法について、医師がわかりやすくご説明していますので、お気軽にお尋ねください。
2. まぶたの皮膚や脂肪の状態にきめ細かく合わせた手術を行っています
比較的若い場合や皮膚の弛緩がほとんどない場合は、小切開で行うことができます。まぶたの皮膚に弛緩がある場合には、挙筋群の修復に加えて皮膚を適切な幅だけ切除する必要があります。また、脂肪が多くまぶたにボリュームがあって眼瞼下垂に影響している場合には、眼窩脂肪を適量だけ切除することでより高い満足度を得られます。
3. 健康保険の日帰り手術
当院の眼瞼下垂手術は、健康保険適用の日帰り手術です。美容目的の自費診療ではありませんが、整容という点に関してもこだわりを持って手術しています。目は印象を左右する部分ですから、まぶたの開き方や仕上がりのライン、左右差などを確認しながら、自然で美しいラインになるよう心がけています。
4. 顕微鏡を使った手術で正確性と精度の高さを追求しています
眼瞼下垂の手術では、微細な組織の識別が大きく仕上がりに影響します。目元はほんの少しの変化で大きく印象を変えてしまう部分です。そのため、当院では必ず顕微鏡で拡大して正確に組織を見極め、精度の高い手術を行っています。
眼瞼下垂症の手術
挙筋腱膜前転法
形成外科で広く施行されている一般的な術式であり、腱膜性眼瞼下垂に有効な術式です。瞼板から腱膜の剥離を行い、次に腱膜とミュラー筋の間を剥離し、腱膜を前転させて瞼板に固定します。信州大学病院形成外科の松尾教授が広めたもので、「生理的な改善が認められる画期的な治療法」として広く知られています。
挙筋腱膜タッキング法
腱膜性眼瞼下垂や先天性眼瞼下垂に幅広く用いられる術式です。挙筋腱膜のズレを整復する手術ですので、重度の場合は他の術式が適していますが、軽度から中度までであればこの術式が適しています。腱膜組織を切らないため術後の腫れを抑えることができ、早い回復を期待できます。
ミュラー筋タッキング法
硬い挙筋腱膜から軟らかいミュラー筋を剥離してミュラー筋を縫い縮め、瞼板に固定します。硬い腱膜を縫い縮めないので術後の仕上がりが自然なラインになりやすい術式です。また、まぶたを完全には閉じられない兎眼のリスクを低減できる術式です。軽度から中等度までの症例に適応があり、重度の症例には対応できないことがあります。
術後について
まぶたは腫れや皮下出血を起こしやすい部分です。手術後には一時的に、腫れ、皮下出血による変色、違和感などが起こることがあります。こうした症状は時間経過とともに徐々に治まっていきます。
個人差はありますが、術後2週間で8割程度、1ヶ月で9割程度腫れが引くことが多く、完全に自然な状態に戻るまでには3〜6ヶ月程度かかるというのが目安です。皮下出血による変色は、紫・青・赤から茶色になり、黄色っぽくなって消えていくという経過をとることが多くなっています。
抜糸は手術後1~2週間程度経過してからとなります。気になることがあれば、いつでも医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
手術費用
眼瞼下垂症の手術は健康保険が適用されます。
当院の眼瞼下垂手術は美容目的の自由診療ではありませんので、あらかじめご了承ください。
片眼手術の場合
3割負担 | 約21,500円 |
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1割負担 | 約7,500円 |
両眼同時手術の場合
3割負担 | 約43,000円 |
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1割負担 | 約15,000円 |
※ 別途、お薬代などがかかります。
症例写真
眼瞼下垂術前と術後の写真です。